1. >
  2. >
  3. グローバル力を求める企業の増加

グローバル力を求める企業の増加

近年、よく耳にする「グローバル化」という言葉。
これは、具体的に政治や経済などあらゆる分野において、国際的な交流が進んでいくという方向性を意味するものでもあります。

グローバル力って何?

それでは、グローバル力とは具体的にどのような能力のことなのでしょうか。
いくつかの項目に分けて、グローバル力について解説していきます。

コミュニケーション能力が高いこと

まず挙げられるのは、異なる文化の人を理解して、コミュニケーション能力が高いという点です。

英語などの語学に堪能であるだけではなくて、外国の文化や習慣などを理解して、外国人の立場になって考えることができる能力という意味。
日本の企業が海外で市場を広げるためには、その国の文化に対する深い理解が必要となり、それがなければその国でどんなサービスや商品が求められているのかという仮説を立てることができません。

その流れを確立させるために必要な言語ツールというのが、英語です。
どの国の企業でも、諸外国とのやりとりで使用するのは国際言語となり、その主な言語というのが英語。
したがって、この英語を自由に使いこなせるような人材がグローバル力があると判断されるひとつの基準でもあるのです。

自分の経験を活かせること

また、単に英語を使えるだけではなくて、国内外で得た知識や教養を「経験」として発信できる能力というのも重要視されます。

これは、コミュニケーション能力と似た部分はありますが、例えば学生時代に海外へ留学して、そこで得た知識というものがあるはずです。
自分自身で見て、聞いて、感じた事をインプットだけではなくアウトプットすることで初めて自分の意見として活かすことができますし、その留学の経験というのが価値としてあらわれてきます。

仕事でもそれは同じで、学生時代に経験したこと、形成してきた価値観に基づいて判断する場面も増えてくるので、幅広い視野を持っていればいるほどその判断の基準が広くなり選択肢も増やすことができるのです。

情報収集が行えること

最後に、情報収集をたくさん行えることがグローバル力に繋がるという点です。

これは、例えば日本国内だけではなく海外で起こった事象など、時事情報として収集するということも含まれます。
これにより、言語力だけではなく世界で今何が起こっているのか、それに対してどのように対応するべきなのかを仕事ベースで考えることができるようになるのです。

日本国内だけで事業を展開しようとしているのならばそこまでの能力は不要かもしれませんが、多種多様な人種、文化がある中で事業を成し遂げようとする場合は、こうして世界に目を向けて情報を常に集めていくという能力も必要不可欠であることを忘れないようにしましょう。