中田英寿の勉強法

中田英寿さんの英語が流暢なのは?

サッカーファンにとって、少し前まで日本のサッカーをけん引してきた中田英寿の名前を知らない人はいないはずです。
彼がインタビューなどで英語を話しているのをテレビで見たことはありませんか?
非常に流暢な英語を話すなという印象はありませんか?

彼がなぜ流暢に英語を話すかというと、彼の能力というよりも英語の学習に関する姿勢にあるようです。
そこで英会話を本気で取得したい人のために、中田英寿さんの英語上達術を紹介します。

英語を話すシチュエーションを作る

英会話のスキルを上達するためには、とにかく話すことです。
中田英寿さんの場合、アウトプットを心がけている所にポイントがあります。
つまり受け身ではなく、自分からどんどん英語を使って話しかけるように心がけるのです。

彼がフランスワールドカップに出場した時に、日系のアメリカ人マネージャーが付いていました。
マネージャーとの条件の中で「会話はすべて英語」という約束があったそうです。
このように英語を話さざるを得ないシチュエーションに自分を置くことで、英語の話す頻度を増やし、英会話のスキルを上達していきました。

日本人はもし会話に失敗したらどうしようと思って、英語を積極的に話さない人が多いといいます。
しかし英語はとにかくたくさん会話して、慣れることが上達のために欠かせないことです。
英会話のスキルを上達させたいのであれば、自分からどんどん失敗を恐れず話しかけるようにしてください。

会話はキャッチボールである

日本人で英語が苦手という人の多いのは、「しゃべりたくない」という気持ちが強いことも関係しているようです。
英語のへたなことを相手に知られたくないという気持ちが強くなると簡単な相槌を打つ程度になってしまって、なかなか英語を話す機会が少なくなります。

中田英寿さんの場合、全く逆の対応をしていたといいます。
積極的に話をして、自分の考え方をしっかりと相手に伝えるように努力していたといいます。
相手の話を聞いて、自分と考えの異なる所はしっかりと反論する、このような会話を心がけていたといいます。

会話はキャッチボールであるという言葉を聞いたことはありませんか?
相手の話を聞くだけでなく、自分も言いたいことをきちんと伝えないと会話は成り立ちません。
中田英寿さんのように会話上手を目指せば、英会話も自然と上達するのではありませんか?

日本人が英語をマスターするまで

日本人が英会話をマスターするためには、平均すると2400~2700時間はかかると言われています。
日本語は述語が最後に来ることで、言いたいことは後ろに来ます。
一方英語はS+Vでもわかるようにまず結論が来て、そのあとに根拠が続くという話し方をします。

このように日本語と英語とでは、構造が全く異なるのです。
全く異質の言語を獲得するためには、どうしても長い時間がかかります。
少しでも早く英会話をマスターするためには、中田英寿さんに積極的に英語に触れる必要があるわけです。