オーストラリアの文化

オーストラリは多文化社会

オーストラリアは日本とはいろいろな点で異なる文化の国であり、かなり違いが大きいです。
多文化社会であり、多様な民族が生活している点に特徴があります。
そのために自由や平等といったことに価値が置かれており、それがきちんと守られています。

基本的にオーストラリアの母国語は英語なのですが、多民族国家であり、広東語やアラビア語、ギリシャ語、ベトナム語などを耳にすることがあります。
マナーは比較的カジュアルであり、お互いのことをファーストネームで呼び合います。
パーソナルスペースを重視している国であり、他人と接触したときにはきちんと謝りましょう。

オーストラリア大陸は大部分が砂漠によって構成されており、それが文化に与える影響は大きいです。
農業に利用されているだけではなく、たとえばオーストラリアにおける芸術にも大きな影響を与えているのです。
オーストラリアは南半球のため、クリスマスは夏まっただ中であり、その中でキリストの生誕を祝います。

キリスト教徒はたくさんいるのですが、宗教に関係なくみんながクリスマスを特別な日として意識しています。
1月26日はオーストラリアデーとなっており、この日にはいろいろなイベントが各地で開催されて、夜には花火が上がります。
ヨーロッパ人が初めてオーストラリアの土地を開拓し、移住したことを祝う日です。

独特の文化

オーストラリアでは3月かあるいは4月がイースターであり、ホットクロスバンをグッドフライデーに食べるという伝統が昔からあります。
4月25日はアンザックデーと呼ばれる祝日で、第一次大戦の際にオーストラリア軍として戦っていた兵士のための追悼の日となっています。
5月27日は国民和解週間となっており、オーストラリア先住民を称える日です。

9月にはオーストラリアン・フットボール・リーグのグランドファイナルが行われて、国中が大熱狂します。
オーストラリアにおける最も大きなスポーツのイベントであり、スタジアムには10万人以上もの人が集まります。
オーストラリアは電車やバスの中ではアナウンスが一切なされないため気をつけましょう。

基本的にチップの習慣のない国なのですが、たまにチップを渡すケースはあります。
喫煙家に厳しい国であり、タバコの値段はかなり高く、禁煙エリアがたくさん存在します。
車の運転は左側通行のため日本と同じなのですが、右側の車が優先となります。

公園の中には普通にバーベキュー設備が設置されていることが多く、アウトドアを親しんでいる方がたくさんいます。
紫外線の量が日本の5倍近くあるため、サングラスは欠かせないアイテムです。
ガスがあまり普及していないため、多くの家庭では電気コンロを用いています。

オーストラリアにはこのような文化があり、日本との違いは大きいです。