仕事内容
飛行機は空港の滑走路に着陸した後に停止場所まで向かいます。その時に指示を出しているのがマーシャラーです。マーシャラーはパドルと呼ばれるものを持ち、これによって直進や旋回、徐行、停止など細かな指示を出しながら飛行機を誘導します。
時間は30秒ほどであり、とても短いのですが、飛行機を無事停止させるために欠かせない仕事です。少しでも位置がずれてしまうと、乗客を降ろすことができなくなります。
飛行機は一度止まった後に位置を微調整するのは難しいので、マーシャラーがきちんと指示を出して一発で所定の位置に停止しなければいけません。
また、マーシャラーは飛行機の離陸の際にも指示を出して誘導しています。マーシャラーはこれらの仕事だけではなくて、貨物の取り扱いなどの業務を行うこともあります。したがって、英語の能力も必要となります。
たとえば、英語の伝票を読んで貨物の処理することもあるからです。基本的にはずっと体を動かし続けるのでかなりハードな仕事となります。したがって、体力のある人でないと勤められません。
向いている人
シフト制で働くので、生活のリズムが崩れやすいです。きちんと自分で体調管理をして、仕事に備えられる人が求められます。
マーシャラーはいいかげんな仕事が許されないです。したがって、与えられた仕事を真面目にこなす責任感のある人が向いています。時間にルーズな人や、すぐに物事を諦めてしまうような人は向いていません。
収入
マーシャラーはとても重要な仕事なので、収入も高く設定してあることが多いです。ただし、どの会社に就職するかによって収入の差はあります。特別な資格が必要なわけではありませんが、採用試験に合格する必要があります。
最低でも自動車免許を取得しておいて、英語の能力を高めておく必要はあります。また、大型自動車免許などを持っていれば評価されることもあります。
なるには
大学に進学するか、エアライン系の専攻がある専門学校を卒業して、グランドハンドリングの会社や空港業務代理店に就職をしましょう。入社してすぐにマーシャラーになれるわけではありません。
まずは研修をして、基本的な動作を身に付けるための訓練を行い、最終的にマーシャラーになることができます。女性のマーシャラーもいるので、男女関係なく目指すことができます。覚えなければいけないことが多くて、大変な仕事ですが、飛行機を離着陸させるために無くてはならない仕事です。