アメリカの大学の特徴
アメリカの大学は日本とは違う特徴がたくさんあるため、その違いをきちんと理解しましょう。
まず日本の大学は学力試験が中心となっていますが、アメリカでは基本的に書類審査が重視されます。
留学をする場合には試験を受けるのではなくて、すべて書類審査で決まることになるのです。
そのため、高校での成績はとても重要であり、学校の成績が悪い場合には希望する大学へ進学できない可能性があります。
アメリカは基本的に9月から翌年の5月までを1学年としているのが特徴です。
そして、6月から8月までは基本的に夏休みとなっていて、学校があるには9ヶ月間です。
この9ヶ月をさらに2期に分けるセメスター制や4期に分けるクオーター制があります。
成績は基本的に単位制となっているため、各学期ごとに単位取得を目指していくことになります。
ある教科の単位を落としてしまえば、次の学年でもその教科の単位を取得するために同じコースを選択しなければいけないことがあります。
各学期に入学することが可能だったり、単位を別の大学に移して編入することもできます。
休学をして、復学したあとに残りの単位を取得したり、専攻分野を途中で変えることも可能です。
比較的アメリカの大学は自由な制度が整っており、ずっと同じ大学で勉強を続ける学生ばかりではありません。
入学してから専攻を決めることができるため、途中で違う分野に進むことは容易です。
アメリカの有名な大学
アメリカには普通の日本人でも知っているような有名大学がたくさんあります。
ただし、大学を選択する際には知名度で選ぶのではなく、自分の目的に合った学校を選びましょう。
アメリカの中でも特に高く評価されている大学はアイビーリーグと呼ばれています。
ハーバード大学やコロンビア大学、コーネル大学、ダートマス大学、プリンストン大学、エール大学の全部で6つの大学がアイビーリーグとされており、日本の東京六大学のようなものです。
特にハーバード大学やプリンストン大学、エール大学はエリートの通う大学とされています。
世界でも最も有名な大学はハーバード大学であり、大統領を何人も輩出してきたり、ノーベル賞受賞者もたくさんいます。
プリンストン大学はかつてアインシュタインがいたこともある名門大学です。
西のハーバードとされているのはスタンフォード大学であり、こちらはタイガー・ウッズをはじめとしたスポーツ選手も多いです。
他にもいろいろとユニークな大学が揃っており、たとえばMITは世界でもトップクラスの工科大学として日本でも知られています。
ノーベル賞受賞者が最も多いのはシカゴ大学であり、こちらは大学院が強いです。
首都ワシントンにある有名な大学はジョージタウン大学であり、クリントン元大統領はこちらの出身です。
アメリカは世界でも最も大学が充実している国であり、留学したいなら選択肢は山のようにあります。